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使用素材・メンテナンスについて


使用素材


 

針葉樹材 ────────────────────────────────────

 

スギ

スギ

杉の名は「直ぐ」「直ぐなる」から付いたと言われるように、大地から木が真直ぐ伸びて成長が早く、木のと末(先端)の方も細りが少ない。

日本の木材の素材生産量の40%を占め圧倒的1位で、2位の桧の3倍弱と、建築には最も多く使われている材料。和らいだ感じで暖かみがある。

芯材(真ん中)は桃色から濃赤色、辺材(回り材)は白く、色の差がハッキリとしており、早材と晩材の差も大きく、木目もハッキリしている。

桧より節が多く、軽く、柔らかいが、暖かみがある。


一般的な使用用途

建築材(柱、板)・天井板・磨き丸太(北山産など)・家具、器具・包装・樽・下駄・割り箸・箱 (菓子折りなど)・造船

 

ヒノキ

ヒノキ

ヒノキの名は「火の木=火を起こす木」に由来。世界で最も優れた針葉樹といわれ、杉とならぶ日本の代表的な建築用材。

材質は牽牛で耐久性と耐朽性に非常に優れ、靭性(粘り)に富み、弾力性もあり、長期の水湿に耐え、芯までの乾燥が容易なので、割れや狂いが少なく、軽くて軟らかくて加工性も良いなどから、建築材としてばかりでなく、家具、彫刻(含む仏像)、曲物、桶(含む風呂桶)など、非常に多様に使われている。


一般的な使用用途

建築・家具・彫刻(仏像など)・曲物・桶(含む風呂桶)

 

ベイツガ

ベイツガ

芯材は淡桃褐色、辺材は淡色。肌目は粗く年輪はハッキリしている。材質は針葉樹の中では重厚で目詰まりが良く、光沢がある。


一般的な使用用途

建築ではスギの代替として多様・箱・パルプ

 

 

広葉樹材 ────────────────────────────────────

 

ケヤキ

ケヤキ

『万葉集』では「つき=槻」の名前で記されており、「つき=強靭な材=強木」という意味から付いたといわれており、一説には「顕著な木」=大きな独特の樹形で木がひと際目立つことから付いた名前とも言われる。

芯材は黄味かかった褐色から紅褐色、辺材は淡い黄褐色で両者の区別も明確。重厚で年輪がハッキリしていて肌目は粗目。表面には光沢がある。耐久性、耐朽性、耐磨耗性に優れ、強度が大。最も高価な材の一つ。


一般的な使用用途

建築(大きな材は寺社建築、装飾的な部材に)・家具・臼・杵・太鼓の銅・生活器具

 

クリ

クリ

縄文時代からの食用と建築用材。

芯材は褐色で辺材はやや幅広く褐色を帯びた灰白色で区別は明確。昔は鉄道の枕木に使われていた。水や湿気に非常に強く、重く、硬く、粘りがあり、白蟻や木材腐朽菌に強いタンニンを多く含んでいるので腐りにくく、芯材の耐朽性は日本の樹木の中では最高で、クリの芯持ち材は土台の王様。


一般的な使用用途

建築・家具・車両・枕木・杭木・橋梁・漆器木地

 

タモ(ヤチダモ、シオジ、アオダモ)

年輪は明らかで、年輪幅が広いと密度が高く、重硬となり(運動器具などによい)、狭いと軽軟となる(家具用には加工容易)。

芯材は褐色で、辺材は淡黄白色である。


一般的な使用用途

家具・器具・合板・内部装飾・運動器具・化粧単板として広い用途。 ロシア産のヤチダモは集成材として利用。

 

ビーチ

国産ブナとほとんど同じ。

芯材、辺材とも白色又は淡桃色。年輪(木目)はハッキリしない。硬くて粘りがあり、弾力性に富み、加工性・表面仕上性がよく、家具や日用品には欠かせない材料


一般的な使用用途

家具・床板・木工品・台所用品・樽

 

ブビンガ

ブビンガ

アフリカ赤道地帯に分布。芯材と辺材の色調差は明らか。

芯材は桃色、鮮赤色、赤褐色。肌目は精で、均一、木理は直通あるいは交錯。重硬ではあるが、製材、加工は比較的容易。


一般的な使用用途

材面の装飾的な価値を利用する用途に多く用いられる。美術家具・キャビネット・化粧単板・象眼 ・室内装飾。日本では和太鼓の胴。

 

 

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メンテナンス


 

当店では、無垢の木の質感や特徴を最大限に肌で感じて頂くため、オイル仕上げや自然塗料をお薦めしています。 そのような仕上げの場合、確かにウレタン塗装や他の素材に比べ、輪染みや傷がついてしまいます。 よって手間の掛かるのも事実です。 しかし、普段の生活の中で使うものですからあまり神経質にならずにお使い頂ければと思います。 しみや傷がついても木がもつやすらぎを与えてくれる力は衰えることはありません。 年に1回くらいオイルを塗る程度のメンテナンスをして頂ければ、お子様の代まで使えるものです。 (テーブル以外はほとんど必要ありません) 長年使用していただくうちに色が濃くなり味わいも増し、傷やしみすら愛着がわいてくるはずです。 どうしても気になる場合は、サンドペーパーで汚れを落とた後、再塗装すれば元通りに戻ります。

 

注意事項 ※ご理解の上、ご購入ください。

 

 

 水に対する注意

ぬれた状態のモノ(例えば食器類など)を直に置くと、白いしみが残ることがあります。また、長い間ぬれたものを放置すると、木が水分を吸収し、木の表面がざらつくことがあります。

 

 熱に対する注意

暑いお茶などをいれた器を直に置くと、表面のオイルが溶けて輪じみができることがあります。

 

 金属に対する注意

木に含まれるタンニンという成分は、金属(鉄・鉛)に反応します。

オイル仕上げの製品に金属(鉄・鉛)の含まれているものが接していると、木の表面に黒い焦げ跡がつくことがあります。特に水にぬれた状態の場合に起こりやすいので、ご注意ください。 身近なものでは、ジュースの缶・クリスタル製品・ヘヤピン・鉄のクギなどです。

 

 薬品に対する注意

ベンジン・シンナー・アルコール・マニキュア除光液などはオイルを溶かしてしみになりますのでご注意ください。

 

 

自分でできるメンテナンス

※テーブルの場合(その他のものはほとんど必要ありません。)

 

 

※半年に1回くらい、オイルを塗りなおしてください。それだけで長く使えますよ。

 

 手順1

300から320番位のサンドペーパーで汚れ尾を落とします。

その時、汚れの箇所だけ集中的にサンドペーパーをかけると、そこだけきれいになって目立つ場合がありますので、少し広範囲にサンドペーパーをあて、まわりとの境界線をぼかすようにするとうまくいきます。

※サンドペーパーは木目にそってあててください。

 

 手順2

布切れにオイルを染み込ませるか刷毛を用いて、薄くのばしながら塗ります。

 

 手順3

5分ほど経ったら余分なオイルを布でふきとってください。

 

塗装後、12時間くらいはべたつき、完全に乾くまで、一週間くらいかかります。

べたつきがなくなれば使用に差支えありません。後で、余分なオイルがしみでてくることもありますので、その場合は拭き取ってください。頻繁に塗りなおしをすれば、それだけ汚れもつきにくくなります。色艶も味となって愛着も出てきます。

自分で塗装することじゃとても楽しいことです。

無塗装の家具を自分でオイルや着色をしてみませんか?

 

 

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